
JudasPriestの自叙伝の書評
こんばんは。日本語版は来年に発売のようですが、Judas Priestのボーカルのロブ・ハルフォードの自叙伝“CONFESS”(懺悔する)を一足早く洋書で読みました。
まず、有名人の自叙伝は、自叙伝と言っておきながら、ほとんどがゴーストライターによって書かれていることが少なくないですが、今回の“CONFESS”は多少の編集はあっても間違いなくロブご本人が書いていると思います。
Judasのライブに行ったことのある方なら分かると思いますが、ロブはしばしばMCで次に歌う曲が収録されているアルバムのコンセプトや裏話について語ってくれるのですが、今回の自叙伝は、ライブでの曲紹介と全く同じような語り口で書かれています。日本語版だと、ロブっぽい語り口のニュアンスは、ちょっと伝わりにくくなる気はしますが、まさしく、ロブご本人が書いていると思います。
さて、大幅なネタバレにならない程度に私個人の感想を一言で申し上げますと、「すごく面白いけど、生々しいゲイの下ネタが多い!」笑
今では、ロブがゲイであることはメタルファンなら周知の事実ですが、ロブがカミングアウトしたのはデビューからだいぶ後のことであり、長い間、ロブは自分のセクシュアリティを隠していました。そのセクシュアリティを長い間抑え込んでいた反動のせいか分かりませんが、しつこいほど彼のゲイライフや昔のゲイカルチャーについて読み知ることができます。
ただ、真面目な話、ゲイでありながら、彼らの全盛期の80年代にゲイであることを隠しながら活動することは本当に大変だったことが良く伝わりました。今は、世間でも、LGBTに対する理解が広まっていますが、昔は、本当に大変だったと思います。で、実は、ロブは、ゲイであることを抑え込んでいた気持ちや欲望をJudasの歌詞の中にコッソリと盛り込んでいたのですね!
何回もJudasの名作“Defenders of the Faith”を聴いていましたが、2曲目の“Jawbreaker”が、ロブの秘めた欲望に由来する曲と思いもしませんでした。Jaw(アゴ)が壊れるほどの〇〇。歌詞カードを読み直すと、確かに、“Ready to explode, Jawbreaker”と書いてありますし、改めて聴いてみると、色々な解釈ができますね。
そんな感じで、私は、今回の自叙伝を読むことで、何回も聴いているはずのJudasの曲も改めて聞き直したくなりましたし、それぞれの曲やアルバムが生まれた背景を知ることで、一層、Judasの曲やアルバムを楽しめるようになりました。
最後に私が大好きなJudasの最高にダサカッコイイPVの“Breaking the Law”をご紹介して締めたいと思います(このPVの裏話も本で書かれています)。